2020年08月11日

目下には偉そうにしても良い

前回の続きになります。
敬意を払うということでは
「機能ではなく情緒で考える」
ということが大切です。
具体的には、
”役に立てたかどうか”が機能、
”役に立ちたいという気持ち”が情緒です。

発達特性を持つ人たちは
【目に見える結果や肩書、年収などで
        他人を評価しがちなので】
目に見えない
【頑張りや誠意などが分からず】
素晴らしい結果を出さない相手の事は
見下したりバカにしたりしがちです。

また、物腰の軟らかい人や
文句を言わないおとなしい人を見つけ
【自分が攻撃されないと分かると】
相手を傷つけることを言ったりします。

さらに、
自分が客の立場になると
金を払う立場が偉い、と勘違いして
【とても横柄になる】場合もあります。

みんながそうだ、
というわけではありませんが
【様々な場面で
     認知の偏りが災いし】
トラブルを招いているようです。

それで、前回の例に戻って
清掃中のトイレに入る時
どうするか…を考えたとき
上記のようなタイプの人であれば
掃除員の人に対して
何も言わないで黙って入るだけでなく
”邪魔扱いをする”かもしれませんね。
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*****当事者の方へ*****
私たちは、社会的立場が
どのようなものかによって
また、環境によって
【性格は変化していきます】

だから、例えば
「先生」と呼ばれる人たちは
一般的な社会経験が少ないし
ただ勉強できただけかもしれないのに
肩書によって勘違いを起こして
「誰に向かって口をきいているのだ!」
などと威圧的な人もいます。

発達特性を持つ人たちにも
色んな価値観があって当然ですが、
【部下や後輩には
     偉そうにするものだ】
という偏った考えを
持っている人が結構いると思います。

でも、誰にでも言えるのですけど
曖昧であって、
だけど一番大切なことが
【基本的人権の尊重】なのです。

これって小学校から習ってきたけど
誰に聞いても具体的ではないですし
「尊重って何よ?」と考えても
明確な答えが出てきにくいものです。

このネタも
次回に引っ張ろうかなぁ…(;^ω^)

それでは最後に…
トイレの清掃員に出会った時
その人は、
与えられた仕事をしているのですが
立場を変えてみれば
汚いところをキレイにしてくれています。

この【〜してくれている】に注目し
周りの人のことを考えてみてください。
ネガティブなことばかり考える人は
「自分が何をしてもらったか」についても
悪いことしか考えていないようです。
そういう”考え方のクセ”
日ごろ良くしてもらっていることさえ
忘れさせてしまうのです。

だから、トイレの清掃員の人には
「いつもありがとうございます」とか
「キレイにしてくれてありがとうございます」
「お仕事、ご苦労様です」などと言い、
「使ってもいいですか?」と聞きます。

少し待ってほしいと言われることもあるし
清掃員の態度が悪ければイラっとします。
ただ、たいていは
【相手への配慮の言葉をかけたことで】
お互いが気持ちよくやりとりできます。

「敬意」とは、
【相手のことを尊敬する】という意味です。
誰かの行いを
【ありがたい】と思うことです。
そして、
【それを言葉にする】ことですよ。
posted by whereabouts長谷 at 09:51| Comment(0) | 発達障害

2020年08月09日

敬意を払うことの大切さ

発達障害傾向を持つ人たちは
自分の思ったことを
【うまく表現することが苦手】
言いたいことが出てこない反面、
思ったことを何でも口にするという
とても困ったことが起きやすいです。

それによって人間関係が壊れ
自信を無くしてしまう人も
たくさんいることと思います。

・余計な一言が多い
・思った通りに話せない
・言葉遣いが不適切

これに加えて
【敬意を払うことができない】
ということもよくあります。
「敬意」「尊重」「謙遜」
おそらくこのような言葉の意味は、
特性を持つ人たちにとっては
すごく難しくて
どう使うのか分からない、
ということが多いのではないでしょうか。

ここで考える必要があるのが
【言葉の使い分けと心構え】です。
私たちは、相手との関係性を
重視しながらやりとりをしています。
先生・上司・親、部下・後輩・子供…
大きくは上下関係から把握して
相手が【どんな立場の人か】考え
それに合わせて
自分の対応や言葉遣いを選びます。

当事者たちは、これが苦手です。
それを分かったうえで
「誰にでも敬語を使えばいい」と
貫くタイプもいますが
人間関係で問題になりやすいのは
【誰にでも偉そうで
   馴れ馴れしく図々しい】
というタイプの人たちです。
表現としては極端かもしれませんが…。

さて、本題の「敬意」に戻って、
公共の場面を例に挙げてみます。
あなたは、トイレを使用したくなり
公衆トイレに向かったとします。
すると、清掃係の人が掃除をしていました。
あなたなら、どうしますか?
この時、どうやって敬意を表しますか?

人との関わりが薄い人たちは
こういった場面でも
「何て言ったらいいのか分からない」と
思うことがあるでしょう。
また、それを「機能」として考えるなら
・掃除は仕事だから当然
・トイレは誰でも使っていい
といった考え方によって
黙ってトイレに入るかもしれませんね。
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今回も続きがありますから
それは次回にまわすとして…

最後にポイントを一つ。
敬意を払う、尊敬するといった
曖昧な表現を理解するには
【機能ではなく情緒で】
考える必要があります。

だけど当事者たちは情緒面が弱く
人の気持ちなんて分からない、と
思われるかもしれませんね。
ただ。
【当事者自身も
  感情を持っているのだから】
全く理解できないわけではありません。

次回は、
例に挙げたトイレでの対応について、
またその意味についてを
書こうと思います。
posted by whereabouts長谷 at 09:39| Comment(0) | 発達障害

2020年08月06日

記憶が都合よく変わる

またまた、前回の続きになるのですが
発達障害傾向を持つ人たちは
”定型発達の人に比べて”
ついさっきのことを忘れてしまったかと思うと
20年前のことを
【あたかも最近体験したかのように】
話し始めるなど
【記憶に関する矛盾】が多いです。

その中で、
記事の後半にも書いた通り
【都合よく記憶が書き変わり】
それに対して周囲の人は
「恥ずかしくないの?」
「何とも思わないの?」
「自分さえ良ければそれでいいの?」
といった悪い印象を持ってしまいます。

ですが常にお伝えしている通り
当事者たちは基本的に
【平和主義で温厚】という点は
共通していると思いますから
決して悪意があるのではなく
どちらかというと
【本気でそうだと信じ込んで】
発言している場合の方が
多いのではないかと思います。

ただし、
時には”忘れたふり”をして
その場をしのごうとする傾向もあり
【嘘が見え透いているものの】
それを区別することが難しいです。

当事者たちの短期記憶について
彼らが全てを忘れてしまうのではなく
好き嫌いや興味の基準によって
覚えている内容が違っていたり
【自分に都合の良い部分だけを】
覚えてしまったりします。
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*****当事者の方へ*****
これは、私が直接かかわってみて
「こうしたらいいのにな…」と
思えることがありましたので
それをアドバイスに含めます。

何度も言いますが、
【誰にでも勘違いや
    間違いはあります】
だから、当事者たちだけが
完璧な記憶を求められるわけではないし
言い間違いを許されない、
というわけではありません。

そして、当事者たちは
ちょっとだけ、その頻度が多いので
【自分の記憶に確証がない】
という前提で
人と関わっても良いかと思います。

どういうことかというと
時間の経過とともに記憶が書き変わり
自分の記憶が正確であるという
証拠がないので
【勘違いも含めた前提で】
色んな話をすることが大切です。
(完璧主義の人には大変なことです)

もしも、
自分の記憶が絶対だと思っていると
相手に「いやそれは、こうだったよ」と
指摘されたときに
【否定された気持ちが先走り】
それがパニックに繋がるのです。

かといって相手の言うことを
全部鵜呑みにしろというわけではなく
自分なりに思い出しながら
【相手と記憶の確認を繰り返し】
その場で情報を得るようにしましょう。

どうしても相手が引き下がらず
話し合いに応じてくれない場合には
【一時的に、その人の時だけ譲って】
「そうなんだ、ふーん」くらいに
流せるようになるとさらに楽でしょうね。

難しい話の内容になれば
こんなふうに簡単にはいかないですが
まずは普段のくだらない話題から
このような心づもりでいると
相手との関係がこじれにくくなります。

最後に、異性間での問題について。

こういったやりとりの中、
どうしても自分を曲げられない当事者は
【証拠を見せろ、録音しているのか】
言い出すこともあります。
だけど実際に録音などをされて
当事者自身の間違いを指摘されると
またパニックを起こしますよね。

何でもパニックを起こせば
その場をしのげるわけではないし
【相手にも気持ちがあるのだから】
一方的に暴言を吐いて
その場をしのいでも
【嫌な気持ちは消えません】
それが恋人や配偶者だったら
嫌われて別れにつながります。

だから、特に異性との関係では
「勘違いだったかな…」
「あ、ごめんね」などと
【一時的に思いを譲り合うような】
関係づくりを目指してください。
posted by whereabouts長谷 at 07:49| Comment(0) | 発達障害