2018年12月22日

すぐに「面倒くさい」という

世の中には面倒くさがり屋は
たくさんいますよね。
私もその中の一人です(^^;
…が、必要に迫られて
面倒だと逃げられることは少なく、
致し方なく動いている次第です。笑。

ところが、
発達障害の傾向を持つ人たちでは
「面倒だ」といって
【必要なことでさえ】
サボってしまうタイプがいます。

ADHDタイプの人では
掃除や片づけ、歯磨きなど
【身ぎれいにすることさえ】
できないケースがありますが、
アスペルガータイプでも
【そのことにこだわらなければ】
必要なことを
サボってしまいがちです。

ADHDのタイプは
【早く興味の対象に
    たどり着きたい】から
必要なことをサボります。

アスペルガータイプは
【それに意味や目的を
     持たなければ】
必要ではないと判断します。

ところで、
上記のような行動面以外でも
「面倒」という言葉が
口ぐせの人がいるのですが
次のような時に出てきます。

・人と関わること
・何かを考えること
・意味を見出すこと

対応してきた事例の中で
話を聞きながら私が感じたことは
【面倒とは別の意味だ】
ということです。

「面倒」という言葉を
そのまま受け取ってしまえば
ただのサボり癖に思えますが、
話を聞いていると
サボりたいわけではないことが
伝わってくる事例が多く

面倒なのではなく、
【答えが見つからない】
【こだわりが捨てられない】
【興味を持てず辛い】
など別の意味があるように
思えました。

要するに
【自分自身と
  折り合いがつかない】時に
「面倒だ」と
つい言ってしまうということです。

このような時は、
「面倒」という言葉を流さずに
【ちょうどいい言葉を探して】
伝えてあげるといいかな、と思います。

【ちょうどいい言葉も
   見つけられないのが】
発達障害傾向を持つ人たちです。

新しい言葉を知ることで
さらに自身と向き合うことが
できるようになります。
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知識豊富な人の場合では
新たな言葉を
過去の言葉と照らし合わせ
【自分なりの答えが】
見つかるかもしれません。

独特なコミュニケーションでは
ありますが、
このようなやりとりも
当事者にとっては
必要なことだと思います。
posted by whereabouts長谷 at 06:18| Comment(0) | 発達障害

2018年12月20日

来談者中心療法は逆効果

カウンセリングの基本と言われる
来談者中心療法、
クライエント中心療法とも
言われる技法では

クライエントの話を聴き、
受け止め共感するということを
続けていくやり方です。

クライエントは
自分の気持ちや考えを
自由に話して表現しながら
そこに【気づきを得て】
心が回復していく流れです。

カウンセラーの中でも
発達障害に詳しい人なら
ここからの発言の意味は
よく分かっていただけるのですが、
【発達障害関連では
  クライエント中心療法は
      効果がありません】

賛否はあるかもしれませんが、
この技法を使うことによって
【メリット以上のデメリットが】
出てくる可能性が高いです。

たとえば、
「悪いことをしたのだから
    殴ってもいいですよね」と
発達障害傾向を抱えるクライエントが
発言したとしたら
「相手が悪いのだから
  正当だと思われているのですね」と
カウンセラーが返したとします。

すると、クライエントは
【カウンセラーがそう言った】
記憶を書き換えやすく、
その後、訂正しようとしても
「一貫性のない人」などと
責められてしまう可能性があります。

さらには、
共感されていない段階で
【共感されたと誤解しがちで】
暴力が強化されてしまう
可能性も出てくるわけです。

また、
下手に共感すると、
【共感したことで攻撃してくる】
可能性が考えられます。

論点がズレているので
【気持ちに寄り添っても】
理解にズレが生じてしまうので
「この人は分かっていない!」などと
怒りに変化してしまうのです。

最終的には、
相談内容を忘れて
カウンセラーを攻撃し続けます。
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強烈なクレーマーの一部も
このタイプの人が存在します。

こういったことを防ぐためには
【認知行動療法】などの
具体的な対応が重要です。

また、
【たとえ反感を買っても】
伝えなければいけないことは、
【共感できません】ということです。

そして、
【何が言いたいのか】
きちんと語ってもらうことです。
何度も質問を続けて
クライエントの言いたいことを
聞き取ったうえで
【共感無しで対策を】
考える方法がおススメです。

もちろん、
これに当てはまらないタイプも
多くいるわけですから
この方法が絶対ではありません。

ですが、
あなたの周辺の人や職場などに
「どうも、うまくいかない」と
微妙にずれている人がいたら
共感を抜きにして
淡々と話してみると
逆にうまくいくかもしれませんよ。
posted by whereabouts長谷 at 06:57| Comment(0) | 発達障害

2018年12月17日

想像力を高めるには

発達障害の傾向を持つ人で
アスペルガータイプの人は特に
【想像力が弱く】
色んな場面において
他の人と比べると
失敗が多かったり
行動や言動がズレてしまうことが
多々起きてしまいます。

その想像力は
【職場でも必要とされます】
想像力は
【計画性にも関係し】
業務を遂行する上では
欠かせない能力です。
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相談事例では
想像力の欠如について
聞かれることが多く、
どうしてそうなっているか、
どうすれば良いのか、
以前から記事にしていますが
今回もまた、書いてみます。

アスペルガータイプの人は
・興味の範囲が狭く
・人との関わりも希薄で
・苦手なことを避ける
傾向を持つタイプが多いです。

だから【経験値が低く】
【経験の幅が狭く】
スキルを高めることができません。

一見、プライドが高く見えますが
実は【防衛反応】と思われます。
なぜなら彼らは人一倍
【自分を立派に見せようと必死】
だからです。
苦手なことが多い自覚があり、
それを隠すことに懸命で
【問題そのものに
  向き合うのは苦手】なのです。

得意なことだけ伸ばす、
典型的な考え方ですよね。

けれども、そのままでは
想像力を高めることはできません。

問題を解決するためには
1.苦手を具体的に把握
2.興味がなくても注目する
3.自分の弱さを認める
この順に取り組んでいき
【経験値を増やすことを】
目的として挑戦しなければ
前に進めません。
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何度か経験してしまえば
成長は緩やかですが
【”できる”が増えます】
だから、取り組むしかないのです。

つまり、
【想像力=経験の数】です。

苦手なことから
逃げ出したいタイプの人は
経験値が低く、想像力が弱いです。
発達障害ではなくてもそうです。

そして、
アスペルガータイプの人の悩み方は、
・想像力が弱いのは知ってる
・苦手なことが多いのも知ってる
・問題を解決したい
・嫌なことはやりたくない
・興味がない
・自分は変わるつもりがない
・そこに何の意味があるのか
・誰か助けてほしい
このように、矛盾に溢れています。

もともと、
自閉症スペクトラムの概念として
想像力の弱さが挙げられていますが
その背景には
特性以外の要因も
多々含まれていると思います。

確かに、
物事を点で考えてしまうので
【状況が変わればできない】
ということも多いと思いますが
彼らのスキルは
【パターン化されてしまえば】
習得されていくのですから

【興味のないことの先に、
  自分に付加される価値がある】
ということを念頭に置いて
興味のないことにも
チャレンジしてほしいと思います。

まとめますと
苦手なこと、そのものには
苦痛以外の意味は
ないかもしれないけれど
それを習得することによって
自分自身の「できる」が増え、
想像力の一部として機能し
自信につながっていく
ということです。
posted by whereabouts長谷 at 07:51| Comment(0) | 発達障害