2019年05月17日

どうして無自覚なのか?

発達障害関連の相談については
当事者からだけではなく
その周囲の人からも受けています。
当事者の場合は本人が
【具体的に困って】ですが
周囲の人については
その人が傾向に気づくこともあれば
【何が起きてるのか分からなくて】
ひとまず私に聞いてみる…
ということもあります。

それで、
発達障害の傾向を持つ人たちでは
なぜ、自覚ある人とない人が
いるのでしょうか?
それも特性の個人差でしょうが
もう少し詳しく書いてみます。

一つは、
【自分が見えないから】です。
私たちの眼では
【唯一自分が見えません】
だから
【想像力を駆使して】
客観的に自分を見る努力をします。

けれど、
発達障害傾向を持つ人たちでは
想像力の弱さの程度によって
【自分を客観視できません】
「何か変だな…」と思っても
【明確に何が変か分からず】
それを「自分らしさ」として
特性そのものを
自覚しないことが考えられます。

(例えば、
 この犬は私たちから見たら変ですよね。
 でも、犬は自分が見えないので変だと思いません。
 自分がどんなふうに見えているか
 想像できないからです)
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もう一つは
【自分を過大評価している】
という場合も考えられます。
例えば、
目に見えて分かりやすい
テストの点数や成績で
人間性を決められると
強く思い込んでいる人は
【人となりは評価に入らず】
自分が勉強ができるから
凄い人間だと信じています。

そして
「こうすれば上手くいく」
「これができたらすごい人」
などという強い思い込みを
持っている可能性もあって
【認められないと怒りだし】
敵としてみなされることも
少なくありません。

ただ、この場合には
幼少時代からの違和感を
自分なりに正当化させようと
考え抜いたやり方であって
【もともとはそうでない】
事例が圧倒的に多いです。

言ってしまえば
【ほとんどの人が
   自覚しています】
なのだけど、
具体的に何がおかしくて
どうすればいいかも分からなくて
周囲との温度差も埋まらないし
その不安を払しょくするために
【知らないふりをしている】
考えられます。

結局のところ
問題を解決するためには
【本人の決心が不可欠で】
そこに至るためには
【周囲の受け入れ態勢を整え】
許容することが大切なのです。

それは、
どんな人にもできますから
専門家でない人たちも
一緒に支援側に回ってくれたら
みんなが幸せになれると思います。
posted by whereabouts長谷 at 06:05| Comment(0) | 発達障害