2020年02月04日

すぐに「無理」という人

自閉症の人は知的障害があって
小さい頃から
人の真似をするのが苦手です。
そのため、
その年齢に見合った
言葉のやりとりは難しいですし
自分でできる身の回りのことも
大きくなるまでできないなど
色々な遅れを伴います。

今、アスペルガーと言われる人は
【知的な遅れのない自閉症】
といったカテゴライズなので
アスペルガーの相談を受ける際には
”自閉傾向”という言葉を
私は使うことがあります。

例えば、
・人と目を合わせるのが苦手
・言葉を適切に発せない
・独り言が多い
といったことも傾向の一つと考え
それに沿ったアドバイスを
お届けするスタイルを取っています。

ただ、知的障害を伴わないということは
【学習すれば理解もできるし
    多少の改善は見込める】
多くの事例から分かっていることなので
私はあくまでも
持っている情報を伝えるだけです。

ですが、試してもいないのに
「できません、無理です」という
タイプの人がいることも分かっています。
その大半は
【男性アスペルガー】です。

彼らは一般的には
【プライドが高い人】と言われていて
自分の考えや行いに誇りを持ち
他の人とは違うのだという
雰囲気を醸し出しています。
また、下々の人間を見下すような
考えかたを持っている場合もあります。
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でも実は、彼らの本音を追究すると
それらの横柄な態度や言動は
【すべて自分を守るため】であって
決して周りの人のことを
本当に見下しているとは限りません。

当事者の考えとして
【恥をかくことが極端に怖い】
【失敗は絶対に許されない】
【偉い人と思われたい】
といったことがあるため、
”自分をいかに良く見せるか”
囚われている人が多いのです。

だから、情報を受け取っても
恥や失敗のリスクがあるから即座に
「無理、できない、考えられない」
などという言葉を発してしまいます。

そして、
当事者が課題に取り組まないことに対して
私は別に強制しません。
何もしないで最初から”できない”と
思っているのなら、何もしないことも
【選択の一つであり、自己責任】です。

これまでの事例で行くと、
このタイミングが
成長できる人とできない人の分かれ道です。
人は切羽詰まると、なりふり構わず行動します。
死に物狂いで何とかしようとします。
ですが、
まだ何もしないという選択ができるのは
切羽詰まっていないのか、他人事なのか
【自分の身の危機を
   どのくらい感じているか】
違いなのではないかと
私が対応してきた事例から感じています。

まとめますと、
自分で無理だと思っているのなら
【そのことに囚われず、
    自分の能力を認める】ことに
視点を変えていくことをお勧めします。。
私たちには、できないことなど
山のようにあるにもかかわらず
アスペルガータイプの人たちは
【万能でなければいけない】などと
私からすれば
不可能な考えを持っていることが多いです。

そして、万能になりたいからと言って
カウンセラーに相談の依頼をしても
即座に「無理だ」というのなら
何も進展しませんから
今の等身大の自分を見つめてあげる方法を
模索した方が良いのではないでしょうか。

あれも無理、これも無理!
…たしかに生き辛い時代ではありますが
【これは可能】というところにも
注目してみてくださいね。
posted by whereabouts長谷 at 08:46| Comment(0) | 発達障害