2019年08月20日

なぜ会話が成立しないのか?

何度も何度も、同じことについて
話し合いをしているにも関わらず
どうやっても会話が成立せず
解決できないケースがあります。

発達障害傾向を持つ人たちは
【同じことを繰り返し話す】
という「あるある」があります。

言い続けていれば分かるだろう、
こう言えば伝わるはずだという
思い込みだけではなく
【他の言葉が見つからず】
同じ文章をくり返してしまうことも
考えられます。

また、
【言葉足らずな部分も多く】
当人はそれを理解できていません。

仮に、その会話を録音して聞いても
当人は自分の言い分が
成立していると思う場合もありますが
相手にとっては
何を言っているか分かりません。
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イメージとしては
1から5と順に沿って話すことで
会話が成立するのに
発達障害特性を持つ人では
2がなかったり4が抜けたりで
【補足説明、事前情報がない】ことに
気付くことができないのです。

だから録音会話を聞いた時に
会話に抜けがあったとしても
当事者の【頭の中にはあるため】
その文章は成立することになります。

文章の組み立てが苦手な彼らは
自分の中には正確な情報があっても
【正しくアウトプットできなくて】
コミュニケーションが上手くとれず
苦しんでいる可能性があります。

こういった場合には
【何が足りていないのか】
当事者に対応している人が
ハッキリと指摘しましょう。
ひと通り話を聞いてから
【一つずつ質問し】
抜けを埋めていく感じです。

対応する側の人は
当事者の話す内容を
そのままそっくり受け止めず
・言葉選びに間違いがある
・抜けがある
・余計な情報がある
といった前提を踏まえて
話を聞くようにしてみてください。

何度も繰り返すことは
お互い疲弊することではありますが
大切な内容の話し合いであれば
しっかりと【時間を確保して】
話し合ってみてくださいね。
posted by whereabouts長谷 at 07:52| Comment(0) | 発達障害
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