2020年03月10日

記憶が書き変わる

これは私の実体験を基に書きますね。
以前、まだ小学生の息子を
塾に通わせたことがありました。
学校の勉強が退屈だったようで
塾での勉強は難易度が高く
本人にとっては楽しかったようです。

ただ、まだ小学生ということもあって
本人は意思疎通ができているようでも
大人にとっては分からないことが多く
本来は、”大人の配慮によって”
子どもとの関係が形成されるかと思います。

そして、塾での先生との関係は
うまくいっているだろうと
私は思っていたのですが…

定期的に報告書を受け取るのですが、
私は
その内容を読んでショックは受けず
笑うほかなかったと言いますか…
【悪口がいっぱい書かれている】
報告書を受け取ったのです(^^;

おおまかな文章は
「〜君に〜された」でした。
先生は30代半ばの大人の男性です。

確かに、幼い息子が迷惑をかけて
先生を困らせたことは
多々あったかと思うのですが
【どの立場で、
  何の報告書を作ったの!?】
というのが感想でした。
結局、
細かいことは子ども本人から聞き、
そのズレは埋まりました。
gahag-0031433522-1.jpg
*******************************
発達障害の傾向を持つ大人は
子どもと違って経験が多いので
【認知の偏りが著しく】
自分から見えるものに対しては
比較的正しく認識できるものの
【見えないものに対しての認識が】
驚くほどできないこともあるのです。

相談事例で多いのが
【当事者がきっかけを作っておいて】
そのあと起きた事実だけが
当事者の印象に残ってしまい
【真逆の話になってしまうこと】です。

自分自身の”きっかけ”
気付くのが苦手なのだと思います。

それで、
今回の息子のケースについては
最近ニュースになった
児童虐待の裁判内容と似ています。

「そもそも、塾の先生が〜だったから」
という事実を先生が認識しておらず
息子の行動や言動だけが
印象に残ってしまった。

…残念ながら
きっかけの部分が認識できないと
そのあとのことについて
周囲の人が訂正を何度やっても
【当事者には理解ができない】のです。

私も何度も経験があります。
「そもそも、
  そんなことをしなければ、
         言わなければ…」
という部分に気づけない限り
傾向を持つ人たちは
何度も同じことを繰り返し続けます。
*******************************
今回は、
当事者の方へのメッセージはありません。

なぜなら
【短期記憶の弱さがあるから】
その場で起きたことを覚えられないので
当事者にとって難しい課題を
押し付けることになるからです。

この件でできることは、
【周りが冷静に、
  当事者の感情に流されることなく
            対応すること】
だと私は思うのです。

ですが、もしも当事者が
「どういうことか知ってみたい」と
前向きに取り組む姿勢を持っているなら
その都度「ほら、今のところだよ」などと
細かく指摘し続けることで
気付きを得られるかもしれませんね。

この人との会話、なんだかズレるな〜
と思われる相手がいるのだとしたら
それは「記憶の書き換え」が
発生するタイプなのかもしれませんね。
posted by whereabouts長谷 at 07:40| Comment(0) | 発達障害
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: