2020年04月30日

発達障害は昔から存在した

今、私が学習している科目は
”日本文学”です。
昔の小説などを読み解き、
当時のことを知ることや
情景を思い浮かべることは
最初は面倒でした(^^;

でも、学習を進めていくうちに
結構ネタになりそうなものが
出て来るのですよ〜。
その中で今回取り上げるのは
【雨月物語】9編「浅茅が宿」です。

◆物語の内容◆
主人公の勝四郎さん、
没落させてしまった家を立て直すために
商売をしようと京に上りました。
その時、奥さんには
「必ず帰るから、家で待っててね」と
伝えておいたそうです。

奥さんは超美人で、
旦那がいなくなった隙を狙って
声をかける男性が多かったのですが
奥さんは旦那さん一筋で
家の中にこもって待っていました。

勝四郎さんは仕事が上手くいって
家に帰ろうと向かっていましたが
途中で山賊に襲われ、さらに
道中は通行止めだと知った時
「これじゃ連絡がとれないな。
 家も戦火で焼けてしまっただろうし
 きっと妻も生きていないだろうな。
 それなら家に戻っても仕方ない。」
と、【勝手に解釈してしまい】
道を引き返しました。

そして別の里に住み着いて
7年間もそこで過ごしました。
その間、奥さんのことは
まったく思い出さなかったようです。
その後ようやく
奥さんのことを思い出しまして、
「もし奥さんが亡くなったのなら
    墓を建ててあげないと…」と
考えて家に戻りました。

辿り着いた家は荒れ放題。
幽霊となった奥さんに再会し、
勝四郎さんは
嘆き悲しんで亡くなった奥さんの
【気持ちに寄り添うこともなく】
妻を失った自分が
”いかに可哀そうな人間か”
周りに語りました。
==================
「………おいっ!」と、まぁ、
突っ込みどころ満載の内容で(^^;
テキスト内には
”一旦思い込むと
  それ以外の状況は考えられない”
”物事を慎重に考えられない”
”自分の気持ちが何より大切”
といった、勝四郎さんの
性格について書かれていました。

このブログを
ご愛読くださっている人には
説明不要なことではありますが
発達障害特性に当てはまることが
結構含まれていますよね。

ですが、大昔にはこれを
【ただの性格として】
考えられていたわけです。
gahag-0027844492-1.jpg
*****当事者の方へ*****
今回この内容を取り上げたのは
発達特性に悩んでいるのが
【あなただけではない】
ということが言いたかったのです。

テキスト内容を
私なりの解釈で書いたので
専門家からすると
誤解があるかもしれませんので
悪しからず。。。

さて、勝四郎さんが
どんな人かは知りませんし
発達障害だったかも知らない前提で
部分的に使わせていただきました。

それで、この話について
大昔は性格として考えられ
【男尊女卑が常識だったので】
男性がどうであろうと
女は男に従うだけだったろうと
私は解釈しています。

ちょっとタチが悪くても
仕事さえすればOK…みたいな
その考えは昭和まで続きました。
実際には、今でも
そのような家庭が存在しています。

ただ、現在の医学では
発達障害のことが少し分かって来たし
現在の日本社会では
コミュニケーション能力など
【昔は不要だった
   スキルを求められるように】
なってしまったことが災いして
”生き辛い”と感じる
発達特性を持つ人が増えたのです。

どの時代に生きたとしても
何らかの辛さはあることですが
現代で工夫して生きるためには
【失敗しても、
  何度も伝える努力と勇気】かな?
と、私は思っています。

「本当に言いたいことは違う」と
何度も何度も感じてきたことでしょう。
ただ、言葉が思い浮かばないだけで
上手くいかなかったこともあるでしょう。

それは別に
あなただけに限ったことではなくて
昔からそういう人はいたのです。
だから、
一人だけ不幸だと思わないでください。
そして、そんな特性と
【上手に付き合える方法を】
一緒に考えて行けるといいですね。
posted by whereabouts長谷 at 06:54| Comment(2) | 発達障害
この記事へのコメント
妻さんがかわいそう.
思い出さんかったなんて、……なんとかならんかったんかな.



ああ出典は雨月物語でしたか.
Posted by 璃都 at 2020年05月01日 22:31
>璃都さん
強制的に文学をかじらされている程度なので(^^;
解釈が合ってるかどうか分からないけど…。

勝四郎さん的には「いや、俺の方がかわいそうでしょ」
とか言いそうでwww
その温度差、というか「相手の立場になって」が
難しいのだろうなぁ…と思います。
Posted by whereabouts長谷 at 2020年05月02日 06:57
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