2020年06月23日

人間関係でトラブる理由(ASD)

前回、
目に見えない労力などについても
考えましょうね、という
記事を書きました。

FBにも書きましたが
別に当事者たちは
【誰かと揉め事を
   起こしたいわけではなく】
むしろ平和的に穏便に、穏やかに…
事を納めたいとは思っているのです。

だけど、その気持ちと実態が伴わず
自分勝手な行動や言動によって
人間関係は頻繁にトラブります。
とても残念なことです。

それでは
発達障害傾向を持つ当事者たちの
心の中では一体何が起きているのでしょうか。

これまでの記事内にも共通していて
いくつか思い当たることでは、
・言葉がうまく出てこない
⇒その場にふさわしい言葉を
 見つけることが苦手、
 自分の気持ちを表現できない
 といった問題を抱えていることが多く
 【根本的解決がとても難しい】
 思われます。

・自分の得(徳)を考えてしまう
⇒物事を損得勘定で考えるのは
 大人なら誰にでもあることなのですが
 当事者たちは保身から
 【とにかく自分が得をするように】
 考えてしまう傾向があると思います。

・相手の事は想像できない
⇒自分の得は考えられても
 【相手の損は考えられず】
 「自分が良ければいいのだ」という
 考えを持っていることが多いです。
 これは別に悪意あることなのではなく
 【自分が責められないことを
        最優先に考えた結果】
 そうなってしまうのだと思います。

これを言葉に変換してみると
「相手が損をしていたとしても
 自分は得をしているから関係ないよ」
といった表現になります。
かといって、
相手を悲しませようという
【悪意は存在しないのです】
(当事者談)

こういったことが重なって
誰かを怒らせたり自分が嫌われたりして
人間関係が悪化していきます。
自覚ある人も無自覚な人も
改めて課題を見つけることが肝要です。

また、
”言葉の出にくいタイプ”の人と関わる
【周囲の人たちの理解も不可欠】
当事者だけが孤独に闘えば
解決できるものではありません。
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*****当事者の方へ*****
何ごとにおいても、
私たち人間が関わる中では
【win-winの関係でなければ
    どちらかに不満が残ります】
winの基準は人それぞれですが
いわゆる【満足度】と考えてみてください。

当事者たちにとって満足できる事柄は
お金・立場・賞賛などかと思いますが
周囲の人たちにとっては
そのようなこと以外にも
【目に見えない満足感】が存在しています。

例えば、一緒に旅行したとします。
当事者の場合は
”伊豆へ行けた”
”500円節約できた”
”時間通りにできた”
こういった点に満足感を持つようですが
周りの人たちというのは
【一緒に楽しめたかどうか】
重点を置くことが多いです。

だから、両者が満足するには
当事者の具体的な事柄に加えて
【相手と共有できるような配慮】
大切なのです。
これがwin-winです。

「今日は何を食べようか?」
当事者が希望する和食に決まったら
「次は君の食べたいものにしようね」
これでwin-winです。

それを、常に当事者だけが
満足するように継続していれば
相手にはどんどん不満が溜まって
トラブルに発展してしまい、
関係は悪化してしまいます。

今一度、
自分の人間関係を
この観点から考えてみてくださいね。
posted by whereabouts長谷 at 08:31| Comment(0) | 発達障害
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