2020年07月23日

大人になった自覚を持とう

発達障害の傾向を持つ人たちの
【トラウマ的体験】について。

相談を受ける中で思うことは
「こうしたら、こうなるから…」
といった当事者の体験談を聞いて
「それはいつの話?」と確認すると
【幼少〜学生時代を
  引きずっていることが大半で】
今、その当事者が大人であることの
自覚が少ないなぁと感じます。

それほど過去に辛い思いをし
色々なストレスから逃げることで
生き延びてきたのかもしれませんね。

それで私は確認を続けるのですが
・昔は辛い思いをしたんだよね
・今の問題にも関係している?
・それを実行して結果を確かめたの?
という語りかけをしますと
大体かえってくる答えは
「昔、辛かったから、
  もう同じ思いをしたくない」
        ということでした。
確かに、
わざわざ辛い思いをするために
同じことは繰り返したくないですよ。

彼らの多くが、ネガティブな事柄に
フォーカスしやすい性格であるため、
良いこともあったはずなのに
どうしても悪いことや悲しい経験から
離れることができません。
そして、
その思いが大人になっても続いて
他の人のように楽しむことが苦手で
人とかかわることなども怖くて
「なんとかしたい」と思って
相談に訪れるのです。
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*****当事者の方へ*****
過去の辛い思いは消えません。
そういう体験をしたことも
なかったことにはなりません。

だけど、
人生の最後まで
子供時代を忘れられず
人間関係に苦しみストレスを避け
孤独に生き続けるのは
とても辛いことだと思いませんか?

その辛い気持ちは
【忘れるものではなく切り離すもの】
考えられるようになれるといいですね。
”切り離す”というのは
「それとこれは、話しが別」と
考えることだと思ってください。

例えば、
学生時代には同級生からからかわれ
毎日が孤独で辛いものだった。
だから会社員である今も
【同僚たちが自分を
   バカにしているに違いない】
それに、学生時代に質問したら
笑われたり無視されたから
会社の中でも質問すれば
【ひどい扱いを受けるだろう】という
思い込みを持っているとします。

この過去と今を切り離すために
どう考えるかというと
・今はもう幼い学生ではない
・みんなも同じ大人になっている
・自分をからかった人たちではない
など、
【相手を、嫌いな人間という
      前提で見ないこと】です。

相手のことを知りもしないのに
最初から「人は意地悪だ」などの
自分の体験に基づいたイメージを作り
自分を受け入れてくれそうな人にさえ
心を閉ざして距離を取ってしまうのは
相手が意地悪だからなどではなく
【自分自身の問題だ】と捉え
過去と今の
【状況や環境が違うことを
       再認識することです】

もし、それで嫌な人がいたら
嫌いだという判断を下せばいいです。
問題となるのは
【関わりもしないのに、
    やりもしないのに、
      最初から決めつけること】です。

ここで、アクションを起こす決意をし
自分の殻を破るのも、
また同じことが繰り返されるから
ずっと同じ状況を保つのも、
【当事者には選択できる権利があり】
それを周囲の人々が
強制することはできません。

”大人であることを自覚する”
ということは、
【自分の行動や言動に責任を持つ】
ということです。
”責任”という意味は
失敗したら罰を受けるのではなく
自分が選択して起きた結果を
【現実として受け入れる】
ということです。

言葉は難しいですよね。
だから色んな不安が付きまといます。
大人、責任、選択…
ここで表現した内容は
私が思っている言葉ですから
それを書き換えるのも人それぞれ。

とにかく色んな人から
意見や考え、情報を集めながら
当事者が納得できる結論を
導き出せることが大切ですね。
posted by whereabouts長谷 at 07:35| Comment(0) | 発達障害
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