2020年09月24日

人の気持ちは分かります

前回の記事では
「人の気持ちを見抜きにくいから
 いじめられていることに気づかなかったり
 騙されやすかったりする」という内容で
 お伝えしました。

それで、
「人の気持ちは分かりますよ」と思う
発達障害傾向の人もいます。
確かに、特性の程度の差があるので
本当に人の気持ちが分かることもあるし
逆に私たちは誰でも
「本人の言葉で聞かなければ」
気持ちが分からない場面は多々ありまから
この程度なら問題ない範囲です。

ただ、そうでない場合には
「人の気持ちが分かる」という言葉そのものの
【意味をはき違えている】可能性があります。

分かりやすいのが
【人の顔色を伺って察するのが得意だ】
という発言をする人のケースです。

これまでの相談の中で分かっているのは
このタイプの人たちが気づけるのは
【人の怒りだけで】
どうやって気づいているかというと
【非言語である表情や声色から】
察しているようです。

これは、自分が攻撃されたり
責められたりしないように
【自己防衛のため】
身についたと思われます。

ですが、もしも相手に悪意があっても
ニコニコしていたり
嬉しそうな話し方をしていれば
ほとんど気づくことはありません。

それは
【聞いた言葉の意味を
  理解するのに時間がかかるからで】
しばらく時間が経過してから
相手の悪意に気づくこともあります。

何が言いたいかというと
「人の気持ちが分かる」という当事者は
勘違いをしてしまっていることがあり
相手がとても分かりやすい態度で
怒ったり喜んだりしているときは
理解できる、
というのが正確な表現かな、と思います。
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*****当事者の方へ*****
小さい頃から悪気もないのに
誰かを怒らせてしまったり
失敗が多かったことなどで
大人の今も「怒られるのではないか」
などと人間関係にビクついて
上手く関われないかもしれません。

他人と関わる=攻撃される
という公式が脳内にあれば
極力、関わりを避けたいでしょうね。

こういった辛さを軽減するためには
【人の態度や表情だけでなく
  言葉の正確な解釈が必要になります】
だけどこれは、
当事者だけでなくみんなにとって
難しいことだと思います。

だから大切なのが
【気持ちの確認をする】ことなのです。
騙されているかどうかの件は別として
喜び・楽しみ・悲しみなどの感情を
「どういう気持ちなの?」と
相手に確認してみましょう。
そこでようやく、
相手の気持ちに少しずつ近づけます。

最後にまとめますと、
当事者の勘違いという点ですが
”人の怒りを感じることができる”ことと
【人の気持ちが分かることは違います】

なぜなら怒りは「一つの感情」であり
【気持ちには怒り以外の
    複数の感情がある】からです。

人の気持ちを分かるようになりたいなら
相手に直接質問することです。
聞き方にもコツがありますが
それはまたいつか記事にしますね。
posted by whereabouts長谷 at 07:46| Comment(0) | 発達障害
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