2019年02月21日

発言の受け止め方の違い

ここ2回で、「意見を言うこと」
について書いてきましたので、
今回は「受け止め方」について
書きたいと思います。

コミュニケーションというのは
発信する側と受信する側が
存在して初めて成立します。
そして、双方の間には
フィルターみたいなものがあって
(あくまでもイメージで)

そのフィルターは
個人個人に異なります。
だから、発した言葉に
【歪みが生じてしまう】ことがあり、
関係に歪みが出てしまうのです。

私がよく使う例で分かりやすいのが
「そこ、汚れてるよ」という言葉です。
この言葉、受け止め方が複数あって
・あ、拭き残しかな
・あ、汚れちゃったかな
・イヤな思いさせちゃったかな…
・私のやり方が気に入らないの?
・私が掃除下手だと言いたいの?
などなど…。

5つの言葉を見ると、
最初の2つは【事実を受け止める】
言葉になっています。
3つ目は【相手を気遣う言葉】
残りの2つは
【自分が責められている言葉】です。

でも、もともとは単純に
「汚れてるよ」と言われただけのことで、
それが【ネガティブフィルター】
変化してしまっているのですよね。

このフィルターがネガティブな原因は
・物事を良い悪いでジャッジしがち
・過去の体験と今をリンクしている
・ネガティブな言葉が安心する
といったことが考えられます。

シンプルに表現すると、
ただ【クセになっちゃった】
みたいなものなのだと思うのですよ。
ですから、
時間はかかるかもしれませんが
考え方の修正は可能だと思います。
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発達障害傾向の人は特に
過去の経験が傷になりやすく
猜疑心の強い人が多いです。
だから、
【相手が敵に思えて】
スイッチが入りやすいです。

そうなると何を言っても
【全ての言葉を書き換え】
断固拒否状態になりやすいです。
ただ、意地を張っているだけですが
【自分を守る手段】なのです。

とはいえ、
傾向を持っている人だって
人と仲良くしたいものですよね。
なので、まずは
【自分の歪みに気づく】ことが
大切かと思います。

・人は怖いものではない
・イヤな人ばかりではない
・言葉通りに受け止める
といったことを念頭に
人との関わりに挑戦してみて下さい。
posted by whereabouts長谷 at 08:15| Comment(0) | 発達障害

2019年02月19日

意見を言って嫌われるケース

前回、
「意見を言って嫌われる」
ことについて書きましたが、
言っても大丈夫な時と
そうではない時ってあります。

ですから、
今回は大丈夫じゃないパターンを
考えてみたいと思います。

本来、私たちには全員
【意見を言う権利があり】
その意見は【違って当然だし】
その情報が【間違ってもいい】のです。

あくまでも、
【その人の考えなので】
その人がどう思っていたとしても
私たちに他人の考えを
【縛る権利は持っていない】からです。

けれども、問題となるのは
・今、言うことなのか
・論点はズレていないか
・本当に意見なのか(悪口ではないか)
といったことかと思います。

例えば、
料理の美味しさについて話しているのに
料金が高い、食べる人の味覚がおかしい
などと論点のズレた批判的な意見を
突然投入すればそれは、
「この人、何言ってんの!?」と
雰囲気は壊れてしまいますよね。

そして、
【意見の扱い方が重要で】

誰かが「あの件はAだと思う」と
発言したときにすぐさま
「いや、違う!」などと
否定する人は多いかと思います。

このようなやり方は
【人の意見や考えを無視】しています。
そして
【自分だけが正しい】
結果的に印象付けてしまうのです。
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ですから、誰かの発言の後には
「あなたはそういう考えね」
「そう思っているのね」などと
【一旦受け止めなければ】
良い雰囲気は保てません。

まとめますと、
意見を言って失敗すると
想定できる場面は、
【今、言う話ではない】
【自分が絶対という言い方】
【人の意見を聞かない】
といった感じかと思います。

特に、
発達障害傾向を持つ人は
【場にそぐわない発言】が多く
雰囲気を壊してしまったり
誰かを怒らせてしまうことが
多々起きています。

ですから、失敗しないように
発言を諦めることもよくあり、
【何を考えているか
    分からない人】
思われがちです。

苦手を克服するためには
とにかく実践を積むことなので
【子どもの頃の経験と切り離し】
目の前にいる人のことだけ
考えて話してみてくださいね。
posted by whereabouts長谷 at 07:28| Comment(0) | 発達障害

2019年02月10日

大人の発達障害と薬物療法

周囲が特性に気付かなかったり
親に受け入れてもらえなかったり
色々な理由があったため

小さい頃に診断を受けられず、
また療育を受けることもできず
大人になってしまって
困っている人たちが
世の中にはたくさんいます。

そのような人たちが
私の所で相談されるのですが
最近思うことがあって
【トレーニングの効果が
      出ないタイプ】
についてです。

例えば、
・苦手が多い
・周囲と自分の温度差
・より改善したい
といったことに対しては
【具体的な対応が可能で】
ケースごとに一緒に考えて
克服してもらうことが
可能なのですが、

【やる気が出ない】という
そもそもの問題…
【脳の覚醒に関する相談】
正直言って難しいです。

これまでのケースだと
比較的ADHDタイプに
多いかなぁ…という
私個人的な感想ですが

やる気がない人に対して
どう提案したところで
動けないのだから
お互い困っているだけ、
という状況なのです。

こういった場合には
私の技量では無理なので
病院での受診を
おススメすることがあります。

法律に触れてしまうので
詳しくは書けないのですが
ドクターの判断と
当事者の意思によって
薬物療法を受ける方が
良いこともあります。
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それでも、どうしても
病院がイヤ!という人には
【運動量を増やす】ことを
試してもらいます。

単純なのですが
脳を覚醒させるには
運動が一番かと思います。

私が対応できるのは
「それなりに
  やる気がある人」です。
何らかの原因があって
やる気が出ない場合や
それが一時的な場合でないのなら
病院に行くことも
選択肢に加えてみてください。
posted by whereabouts長谷 at 16:55| Comment(0) | 発達障害