2020年08月06日

記憶が都合よく変わる

またまた、前回の続きになるのですが
発達障害傾向を持つ人たちは
”定型発達の人に比べて”
ついさっきのことを忘れてしまったかと思うと
20年前のことを
【あたかも最近体験したかのように】
話し始めるなど
【記憶に関する矛盾】が多いです。

その中で、
記事の後半にも書いた通り
【都合よく記憶が書き変わり】
それに対して周囲の人は
「恥ずかしくないの?」
「何とも思わないの?」
「自分さえ良ければそれでいいの?」
といった悪い印象を持ってしまいます。

ですが常にお伝えしている通り
当事者たちは基本的に
【平和主義で温厚】という点は
共通していると思いますから
決して悪意があるのではなく
どちらかというと
【本気でそうだと信じ込んで】
発言している場合の方が
多いのではないかと思います。

ただし、
時には”忘れたふり”をして
その場をしのごうとする傾向もあり
【嘘が見え透いているものの】
それを区別することが難しいです。

当事者たちの短期記憶について
彼らが全てを忘れてしまうのではなく
好き嫌いや興味の基準によって
覚えている内容が違っていたり
【自分に都合の良い部分だけを】
覚えてしまったりします。
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*****当事者の方へ*****
これは、私が直接かかわってみて
「こうしたらいいのにな…」と
思えることがありましたので
それをアドバイスに含めます。

何度も言いますが、
【誰にでも勘違いや
    間違いはあります】
だから、当事者たちだけが
完璧な記憶を求められるわけではないし
言い間違いを許されない、
というわけではありません。

そして、当事者たちは
ちょっとだけ、その頻度が多いので
【自分の記憶に確証がない】
という前提で
人と関わっても良いかと思います。

どういうことかというと
時間の経過とともに記憶が書き変わり
自分の記憶が正確であるという
証拠がないので
【勘違いも含めた前提で】
色んな話をすることが大切です。
(完璧主義の人には大変なことです)

もしも、
自分の記憶が絶対だと思っていると
相手に「いやそれは、こうだったよ」と
指摘されたときに
【否定された気持ちが先走り】
それがパニックに繋がるのです。

かといって相手の言うことを
全部鵜呑みにしろというわけではなく
自分なりに思い出しながら
【相手と記憶の確認を繰り返し】
その場で情報を得るようにしましょう。

どうしても相手が引き下がらず
話し合いに応じてくれない場合には
【一時的に、その人の時だけ譲って】
「そうなんだ、ふーん」くらいに
流せるようになるとさらに楽でしょうね。

難しい話の内容になれば
こんなふうに簡単にはいかないですが
まずは普段のくだらない話題から
このような心づもりでいると
相手との関係がこじれにくくなります。

最後に、異性間での問題について。

こういったやりとりの中、
どうしても自分を曲げられない当事者は
【証拠を見せろ、録音しているのか】
言い出すこともあります。
だけど実際に録音などをされて
当事者自身の間違いを指摘されると
またパニックを起こしますよね。

何でもパニックを起こせば
その場をしのげるわけではないし
【相手にも気持ちがあるのだから】
一方的に暴言を吐いて
その場をしのいでも
【嫌な気持ちは消えません】
それが恋人や配偶者だったら
嫌われて別れにつながります。

だから、特に異性との関係では
「勘違いだったかな…」
「あ、ごめんね」などと
【一時的に思いを譲り合うような】
関係づくりを目指してください。
posted by whereabouts長谷 at 07:49| Comment(0) | 発達障害

2020年08月04日

間違ったプログラミングとは

前回の続きになります。
発達障害傾向を持つ人たちは
パニックになりやすく、
その時にはとても感情的で
酷ければ暴力などに繋がります。

それに対して感情で寄り添うのは
危険ですよ、と前回は書きました。
その理由が
間違ったプログラミングを
      してしまうからです。

今回は
【支援側の人に読んでほしい】
内容になります。

それでは、例を挙げてみますね。
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Aさん(男性)は社会人1年目。
アスペルガーの特性を持っていて
学生時代は友人が少なかったものの
行動面では特に問題なく過ごし、
大学を卒業して就職しました。
ですが、
会社というのは複雑なことが多くて
なかなか業務に慣れることができません。
また、人との関わり方も難しく
相談できる相手もまだいません。

そのイライラが積もり積もって
自宅に帰ってから嫌なことを思い出し
パニックを起こしてしまいました。

物を投げたり、わめき散らし、
誰も止められる状況ではありません。
**********************************
これは事例として、よくある話です。
【急に思い出して怒り出す】というのも
よくあることなので、
家族にとっては何のことか分からず
手を付けられなくなってしまいます。
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ここで
当事者の口からよく出てくる言葉が
【自分がこうなったのは親のせいだ】
ということです。
それを言われると、特に母親は
「そんなふうに産んでごめんね」とか
「お母さんの対応が悪かったのね」と
つい謝ってしまいますよね。

ここが”ポイント”です。

当事者の苦悩は
とてつもないものですが
それを誰かや何かのせいにしても
【当事者自身の
   問題であることに変わりはない】
ということを本人が知るために
ここで謝ることは
間違いだと私は思います。

なぜなら、情緒面で対応しても
当事者には
「相手の気持ちの真相」が理解できず
言葉そのもの…つまり
【表面上の言葉を真に受けてしまい】
間違った情報を覚えてしまうからです。

パニックになっている時、
当事者の口から発せられることは
誰かに向けられているとしても
【ある意味、独り言】だと
思ってください。
実際、冷静になった時には
本人は何を言ったか覚えていない、
というケースが多々あります。

ですから、そのタイミングで誰かが
「ごめんなさい」と言ってしまうと
【当事者の思い込みが強化され】
自分は悪くないから向き合う必要はない、
周りのせいだから周りが何とかしろ、
といった気持ちになってしまうのです。

発達障害の傾向を持つ人たちは
短期記憶が弱いので
その時の記憶はあっさり忘れますが
【時間が経過してから、
        ふと思い出し】
思い出したことを
【都合よく書き換えてしまう】
ということがよくあります。
(例えば、自分がした発言を
   相手が言ったと思い込むとか)

だからこそ、
【その時に適切な対応を】
しておかないといけません。
その一つが
【無駄に謝らない】ことです。

私たちはいわゆる”配慮”的に
ちょっとしたことで「ごめんね」と
言いがちですよね。
それは当たり前のことなのですが
【相手を選んで言わないと】
結果的には
発達特性に苦しんでいる
【その人自身の
   苦しみになる可能性】
あることを知っておいてください。

まだ、続きがあります(;^ω^)
それは次回に…
「都合よく書き変わること」について
書こうと思っています。
posted by whereabouts長谷 at 08:41| Comment(0) | 発達障害

2020年08月01日

感情で考えて何が悪いの?

男性は理論的、女性は感情的。
これは昔から言われていることですが、
この頃、
「そうでもなくない?」
って思っています。
もちろん、脳を研究する中で
分かってきていることでしょうが
まだまだ未開のエリアなので
年々発表されることが違うし
色んな考え方がある中での
一つかとは思っています。

それで、
カウンセリングの基本は
クライエントの話を聴き
感情に寄り添うことです。
だから、
人間には欠かせない”感情”で
物事を考えても良いではないか!と
思っている人もいますよね。
それは当然の事かと思います。

ただ、
【理論と感情のどちらで考えるか】
ということについては
常に理論だけとか、感情だけでは
うまくいかないことが考えられます。

すごく極端な例を挙げますが
スーパーのレジで
お金が足りないからと言って
一方的に自分の気持ちばかり
伝えても解決しませんよね。
その逆に
ケガをして泣いている子供に
ケガをする仕組みや治し方を
淡々と伝えても無意味です。

つまり、
【理論と感情は
   使うところを選択して】
適切に表現していかないと
上手くいかないことが多いのです。

今回は「当事者の方へ」という
表記を敢えてせず、客観的に
発達障害傾向を持つ人たちを
考えてみたいと思います。

というのも、
当事者たちがパニックになると
・暴言を吐く
・暴力を振るったり物に当たる
・一方的にまくしたてる
・人の話を聞かない
・支離滅裂な内容
といったことが始まります。
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普段は温厚で無口な人でも
一度スイッチが入ってしまうと
【とんでもなく感情的です】

そしてこの場合は、
当事者に感情で寄り添うことは
【してはいけないこと】
私は思っています。
もし感情で寄り添ってしまったら
【当事者に、
  間違ったプログラミングを
        してしまうから】です。

ちょっと長くなりますので
続は次回に書きますね(;^ω^)
次回は
”間違ったプログラミング”について
取り上げたいと思います。
posted by whereabouts長谷 at 18:25| Comment(0) | 発達障害