2019年10月15日

事例〜被害者意識の高い人〜

アスペルガー傾向を持つ人が
人との関わりが希薄なのは
自分の頭の中に
色々な気持ちや考えがあっても
【言葉として
  表現することが苦手なため】
他人と気持ちを通い合わせるのが
上手くいかないことが多い、
というのが理由の一つです。

そのため当事者たちは
【自己対話によって】
物事の結論を出すことが多く
・強い思い込み
・一つの視点だけの結論
・偏った信念
などを持ちやすくなります。

そして
【自分の決めた方法を
     曲げたくない】という
考えを持っている人が多いので
就職した先などで
人間関係にも業務にも
良くない影響が出ることがあります。

その中でも多いのが
【教えた通りにしない】ことです。

何か一つの業務手順を教えられ
それを遂行するための
手順通りに行わず
【自分のやり方を貫き】
ミスをしてしまったり
時間がかかってしまったりして
迷惑をかけてしまうことがあります。

この時、当事者は
「自分のやり方を曲げたくない」
という強い思いがあります。

「他の方法もあるよ」という助言が
「自分の何が悪いのだ!」という
怒りに変わることもあります。

それによって反発心が生まれ
態度や言動が悪くなって
人間関係に亀裂が入ります。

こういった場合、
”郷に入れば郷に従え”
知らない人が多いので
できれば就職前や面接時に
そのことを伝えなければなりません。
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当事者が理解できていない場合
【注意されていることの
   意味が分からないので】
・理由なく注意されている
・自分だけ攻撃されている
・悪いことをしていないのに
       いじめられている
といった誤解をされてしまいます。

被害者意識の高い人の中には
こういった思いから
何でも【自分が悪いのか】
考えてしまう人がいます。

次回は
”良いか悪いか”で考えがちな
人たちについて書きたいと思います。
posted by whereabouts長谷 at 07:37| Comment(2) | 発達障害

2019年10月13日

パニックにならないためには…

台風19号が過ぎ去りました。
昨日は、我が家も対策のため
お休みさせていただきました。
ブログの更新が遅れまして
申し訳ございません。

大型台風に備え、
私たちは自分のできることを
精一杯想像し、最小限の被害に
とどめようと努力しますよね。

こういう時、
発達障害傾向の人たちは
どんなふうなことが起きるかな?と
私は考えてみました。

おそらく、多くの人が
【ネットなどで
  対策方法を調べます】
被災したときのために
必要な食品などを揃え、
窓ガラス対策なども
していることでしょう。

ただ、
実際に台風が接近すると
【予想外のことが
  起こることもあります】

発達障害当事者は
【イレギュラーなことが怖く】
想像外のことが起きると
パニックになってしまいます。

・怒って怒鳴り散らす
・黙って固まってしまう
・走り回る

台風の最中、パニックになると
【適切な判断ができず】
命を危険にさらす可能性も
考えておかなくてはいけません。
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もし、家族の誰かが
特性を持っている場合には
支援できることを3つ挙げます。
(特に一人暮らしをする
    当事者には重要です)

【一連の流れを伝える】
ネットなどに頼るのではなく
”手書きの当事者用マニュアル”
一通りの流れを説明します。

このとき長文でなく
”箇条書きで”表記してください。
そこに「補足」「ヒント」などを
追加すると良いかもしれません。

【避難等の目安を伝える】
当事者は
”どのくらい”が分かりません。
テレビで避難指示が確認できれば
それに従うことはできても
急速な増水によって
逃げようがないところを
”無理に避難しようと”
するかもしれませんから、
そのような時は留まることなど
細かく伝えましょう。

フローチャートにすると
分かりやすいかもしれませんね。

【予想外のことが起きたら】
一番大切なことは
”ここにないことが
  起きる可能性がある”ことを
当事者に理解してもらうことです。

そのような時は
パニックになるかもしれませんし
判断ができないかもしれませんから
理想としては
”常にサポートしてくれる人が”
近くにいることですよね。

ですから、
本当は台風などの災害時には
当事者が都合をつけて帰省するとか
実家暮らしである場合には
早めに仕事の休みをもらうなどして
【一人にならないこと】
大切かと思いました。

当事者が分からなくても
周囲が彼らを理解できていれば
一つの命は守られるのだと
認識していただければと思います。
posted by whereabouts長谷 at 10:13| Comment(0) | 発達障害

2019年10月10日

認知の歪みはなぜ起きる?

「認知の歪み」という言葉は
よく耳にされることがありますよね。

例えば、
・勉強ができない自分には
    生きている価値がない
・手先の不器用な自分に
  任せてもらえる仕事はない
・変な人の親も
   変な人に決まっている
といったような、
【根拠のない決めつけ】
増えれば増えるほど
自分や周囲を振り回し
苦しめることに繋がります。

カウンセリングの中では
そのような
【誤解や思い込み、
     決めつけ】を持つ
お客様もいらっしゃいます。

ではなぜ、そのような考えが
植えつけられたのでしょうか。

色々と考えてみたのですが
以前、私が聞いたことを
一つ挙げたいと思います。

私たちは小さい頃
社会的ルールを
親から教わってきました。

・遊んだらおもちゃを片づける
・お茶碗は流しへ運ぶ
・帰ったら手を洗う

毎日の生活の中に
ルールはたくさんありました。
それを子どもが覚える際に
脳内で言葉を書き換えて
【〜しなければいけない】
増やしていくのだそうです。

もちろん、社会のルールに
「しなければいけない」を使うのは
大切なことではあるのですが、
子供が徐々に大きくなるにつれて
「〜しなければいけない」を
他のことにも適用するようになり
・勉強ができなければいけない
・器用にならなければいけない
・普通でいなければいけない
このような考えに変化するのです。
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色々なことができるに
越したことはないのですが
私たちは万能ではありません。
その現実を受け入れられず
【できない自分だけでなく
     他人までもを否定し】
人間関係を壊してしまいます。

これについては
極端な例え話になっていますが
もう少し軽症な場合でも
生き辛さを感じてしまいます。

なんだか「そんなこと知ってるよ」
みたいな内容になってしまいましたが
年齢の早い段階で
【柔軟な考え方を導入し】
人の思いや考えは一つではなく、
色々な側面があることを
教えてあげることも
大切かと思いました。
posted by whereabouts長谷 at 15:30| Comment(0) | 発達障害